- B細胞とかT細胞って何?
- 免疫の分野が苦手・・・。
- 「はたらく細胞」が気になっている。
薬学部では免疫の学習をします。ただ、免疫細胞は種類が多く一通り目を通すだけでも一苦労です。
薬学生である私は「はたらく細胞」で免疫細胞のイメージがつき、その後の学習で非常に役立ちました。そこで生物、特に免疫の分野が苦手な方に向けて、「はたらく細胞」で学べる内容についてまとめました。高校生物を未履修だった私でも楽しく観られため、生物が苦手な薬学生にこそオススメですよ!
「はたらく細胞」とは
人の細胞の数、およそ37兆個(新説)。細胞たちは体という世界の中、今日も元気に、休むことなく働いている。酸素を運ぶ赤血球、細菌と戦う白血球…。そこには知られざる細胞たちのドラマがあった。
U-NEXT HPより
「はたらく細胞」は体の中で日々はたらく細胞たちがどのようにして私たちの体を守っているのか、それぞれの役割を職業に当てはめストーリー化した作品です。
1つのアニメ作品として楽しめるのはもちろんのこと、専門的な内容が正確に描かれていることから医療業界でも大きな話題となりました。最近では第2期の制作が発表され人気の高い作品となっています。
はたらく細胞のおすすめポイント!
免疫細胞のおおまかなイメージがつく
ヒトの免疫機能には多くの「免疫細胞」が関わっています。免疫を学ぶ上でまずつまずきやすい点が、免疫細胞の働きを区別するところではないでしょうか。
「はたらく細胞」では以下の免疫細胞が主要キャラクターとして登場します。アニメを観るだけで意識せずともこれだけの免疫細胞のイメージがつくのは嬉しいですよね。
- 赤血球
- 赤芽球
- 白血球
- 血小板
- ヘルパーT細胞
- キラーT細胞
- ナイーブT細胞
- B細胞
- マクロファージ
- 樹状細胞
- マスト細胞
- 好酸球
例えば「好酸球」の働きって結構マイナーだと思うのですが、はたらく細胞を観ている方なら「寄生虫感染に対する生体防御」とすぐに分かります!
人間の体の働きや病気と関連を持って学習出来る
免疫の分野では、免疫細胞の働きを確認するだけでなく、免疫細胞が病気に対してどのように関わるか押さえることも重要です。
自分が勉強している際によく感じる悩みとして、科目毎に暗記は出来ていても、それぞれの科目で学んだ知識を繋げて理解出来ていないことがよくあります。免疫の分野だと、免疫細胞の働きを覚えたとしても、いざ実際の病気を勉強してみるとどの免疫細胞がどのように働いているのか分からない、といった具合です。
「はたらく細胞」では1話毎にテーマとなる病気や細菌が決まっていて、その病気に対して免疫細胞達がどのようにはたらくかというストーリーとなっています。自然と免疫細胞と病気を繋げて理解できるため、後々の学習にも役立ちます。
- 肺炎球菌
- すり傷
- インフルエンザ
- 食中毒
- スギ花粉アレルギー
- 赤芽球と骨髄球
- がん細胞
- 血液循環
- 胸腺細胞
- 黄色ブドウ球菌
- 熱中症
- 出血性ショック
- 風邪症候群
シンプルにアニメとして面白い
はたらく細胞の魅力は正直これに尽きます。単純にアニメとして面白いです。
「細胞を擬人化する」という設定自体、発想がぶっ飛んでいます。キャラクターもかわいいですし、声優陣も豪華です。
1つのアニメとして非常にクオリティーが高く、「勉強になる」という理由が無くてもオススメできる作品です。
主人公の赤血球の声はなんと花澤香菜さん!それだけで観る価値がありますよね・・・!
はたらく細胞を無料で観る方法
「はたらく細胞」はU-NEXTを利用することで全13話(+特別編)を無料で観ることが出来ます。(無料期間終了後は月額2189円(税込み))
具体的には以下のような手順となります。
- 手順1U-NEXTに新規登録する
- 手順231日間無料トライアル期間を利用して「はたらく細胞」を視聴する
- 手順3無料トライアル期間中に必要なくなったら解約する
動画配信サービスは2ヶ月以上の利用が前提で初月無料の場合が多いですが、U-NEXTは無料トライアル期間内に解約すれば完全に無料で楽しめる良心的な仕組みになっています。利用出来るサービスはありがたく使って、学習に役立てましょう。
今なら「東京リベンジャーズ」も見放題!(はたらく細胞より観たい人多いかも・・・笑)
※本ページの情報は2021年11月時点のものです。最新の情報はU-NEXTサイトにてご確認ください。
まとめ
- 「はたらく細胞」は免疫の専門的な内容が正確に描かれている作品
- 自然と免疫細胞と病気を繋げて理解できる
- U-NEXTを利用すると無料で全話視聴できる
免疫に関する学習は、薬理や病態など他の分野とも密接に関係しています。「はたらく細胞」で早い段階から楽しく免疫細胞のイメージを掴めるといいですね!