薬学部入学前の数学の予習は、数Ⅲ未履修ならやるべき
数Ⅲ未履修の方は、薬学部入学前に少しでも予習しておくことをオススメします。
なぜならば、薬学の専門分野を学習するにあたって微積の計算が必要となるからです。
薬学では薬の効き目を調べる際、薬の溶ける速さを考慮します。薬が早く溶ければ即効性がある、遅く溶ければ長く効く薬である、このように考えられますよね。この薬の溶解速度を求めるために、微分積分が必要となってきます。
もちろん数Ⅲが受験科目に必要のない大学では、入学後に数Ⅲの基礎から学ぶような授業が準備されています。しかし、大学の授業が分かりやすいかどうかはまた別の問題です。というのも、大学の授業をしてくれる先生は研究室の先生方で、高校の先生までのように教員免許を持っているわけではないからです。
数Ⅲ未履修の方は少しでも予習しておくと、入学後の学習がスムーズだと思います。
数学で予習すべき範囲は?
数Ⅲで予習しておくべき範囲は、三角関数(sinθ,cosθ,tanθ)と対数(logθ)の微積の計算です。
三角関数と対数の基本的な微積の計算問題を練習しておくと良いと思います。あくまで計算の方法が分かれば薬学部では十分なので、文章題まで練習する必要はないです。
三角関数と対数、それぞれの微積の計算のルールをぜひ理解しておきましょう。
オススメの参考書や教材は?
薬学部入学前の勉強におすすめの教材は、スタディサプリです。
なぜならば、スタディサプリ1つで全科目の予習が出来るからです。
また、受験がせっかく終わったのに机に向かって勉強するのはなかなか難しいですよね。その一方、映像授業は寝転がりながら気軽に取り組めます。勉強の効率という点でも、スタディサプリは入学前の準備にピッタリだと思います。自分も使用経験がありますが、授業の質は予備校レベルな為非常に高いです。
薬学部の予習でやってほしい単元は、スタディサプリのうち以下の通りです。
「高3スタンダードレベル数学Ⅲ」 より
- 第11講:微分の基本 ~ 第12講:微分の計算
- 第19講:積分の基本 ~ 第21講置換積分
まとめ
薬学部入学前の数学の予習についてまとめます。
- 数Ⅲ未履修の方は少しでも予習しておくと、入学後の学習がスムーズ
- 予習しておくべき範囲は、三角関数(sinθ,cosθ,tanθ)と対数(logθ)の微積の計算
予習が少し出来ているだけ、入学後助かる場面が多いです。時間に余裕があれば苦にならない程度でぜひ予習してみて下さい。